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テニスの王子様 Genius375「最終決戦!王子様vs神の子⑤」感想

相変わらず幸村が何やってるのかは理解できないが、越前の身に何が起こっているかは理解できた。

越前は本気で五感を失い始めています。
遠山金太郎の体験談によると、どこに打っても返されるのでそのイメージがはりついて体が動かなくなっていくとのこと。
五感を失う順序は触覚→視覚→聴覚の順。
残っているのは嗅覚と味覚ですが、この二つは飛んできたボールの位置を確認するのには向いていません。
多分現在既になくなっていたとしても気づかないでしょう。

しかし、なんで金太郎はどこに打っても返される程度のことでめげていたのか。
テニスって本来、一つのラリーが結構長く続く、つまり1ポイントとるまでに何度も返されるし、とられるまでに何度も返し続けるスポーツです。
というか準決勝後の一球勝負で40分以上互いに返し続けてたやん。
そこでは全くマイナスのイメージがついていなかったのに、今回ついた理由は二つ。

さて一つめ、金太郎と越前の一球勝負は互いに打ち合って返し合ったわけですが、幸村対金太郎はおそらく幸村が一方的にポイントを決めていたのでしょう。
互いにどこに打っても返されるのより、自分だけが返される方が堪えるはず。
まして金太郎は、幸村の上着も落とせませんでしたしね。
二つめの理由は、幸村の言動にあります。
幸村は越前が無我の境地を使い、ビックバン、円卓ショット、神隠しを次々に繰り出した際に、それぞれに対してダメ出しをしていますね。
冷静に指摘しながら軽々と打ち返すのが、相手の精神に追い討ちをかけるのです。
例えば神隠し。今まで返した人間は劇中に5人いるわけですが。

橘「バウンドするまでは見えてるんだから、超ライジングで跳ね際を叩けばいい」
手塚「手塚ゾーンで引き寄せれば場所は分かる」
千歳「才気煥発でどこに来るか丸分かり」
遠山「じっと目を凝らして待てばそのうち見える」
幸村「ボールは決して消えたりなんかしない」

神隠しの使い手が返されたとして、どれを言われれば一番ショックかといえば幸村の台詞でしょう。対抗策ではなく、技の全否定ですから。
「○○すれば返せる」「俺は○○ができるから返せる」のように対抗策を言われれば(あるいは何か変わった技を使われることで返されるのであれば)相手が一枚上を行っていたということで納得できますが、対策をとるまでもないかのように全否定されては気が重くもなります。

これで幸村の能力について仮説を作るための材料が揃いました。
・越前が感覚を失ったのは触覚が最初。
・一つ失った後は視覚聴覚を立て続けに失っていった。
・リョーマ、金太郎ともに、試合開始していきなり感覚がなくなったりはしなかった。
・「幸村のテニスが始まった」からするに、始まる前と始まった後が存在する。
・金太郎が五感を失っても、テニスを中断してしばらくすると回復している。
・越前の才気煥発プレー中、3球目4球目で幸村は焦っていたが5球目では冷静。
・感覚を失う前に何をやっても通じないようなイメージが浮かんでいる。
・幸村自身は派手な技を使わずに相手の技を難なく返すとともに駄目出しをしている。

これらの特徴からすると、幸村のテニスには催眠術のような効果があります。
相手の技を(少なくとも表面上は)何の工夫もせずに返すとともに全否定のような駄目出しをすることにより、何をやっても通じないイメージを相手に植えつけます。
何度も何度もやってそのイメージを強固にする、および何ゲームもテニスをして相手を無為に疲労させることによって無力感に襲われているところに、打った相手の触覚を一時的に封鎖するショットを打ちます。
その打球の効果自体はおそらく一瞬、相手の感覚が狂って予期せぬ方向に打ってしまって終わり、程度のものでしょう。
闘志は萎え身体は疲労している状態では集中力も落ち感覚も鈍っているでしょうから、打球の効果が消えて触覚が戻ってもすぐさま身体をきびきび動かすことはできません。(だから越前は先週着地に失敗した)
そんな状態で「触覚がなくなりつつある」などと言われる(=暗示を受ける)ことで本当に触覚がなくなってしまうのです。
そして一端暗示が完全にかかってしまうと、視覚を失う暗示、聴覚を失う暗示にも簡単に引っかかってしまいます。
原理的には、バトル漫画で幻覚使いがよくやるような感覚に直接情報を送り込んで認識をおかしくする技に近いと思われます。
先週、絶対予告プレーの最中に幸村が焦っていたのは、越前が百錬オーラ移動を駆使して幸村からポイントを取ったことで越前の精神に余裕が生まれ、暗示がかからなそうになっていることが原因でしょう。
その上、才気煥発を発動。
ラリーの末に競り勝つならともかく、才気煥発の絶対予告が成立しようものなら越前の精神的優位は強固なものになってしまいます。
これを嫌がった幸村は、本来触覚奪取の決定打に使うべき「一瞬だけ触覚をおかしくする打球」を使い絶対予告を外し、越前の勢いを食い止めます(だから平静さを取り戻す)。その際に越前が着地失敗して鼻血を出す醜態を見て、越前の心身が見た目よりはるかに疲弊していると見抜き揺さぶりに入ったものと思われます。
真田が先週のラストで幸村のテニスが始まったと言っていますが、何故分かるのかというと、幸村のテニスを見ていれば、対戦相手が突如盛大なミスをして、それからろくに動けなくなるという光景を何度も見ることになります。
だから越前のホームラン&着地失敗を見て「幸村のテニスが始まった」と判断できるわけです。いや皇帝は原理も知ってるかもしれないけど。

この仮説の問題点。
・「一瞬だけ触覚をおかしくする打球」を延々使っていれば勝てるんじゃ?
手塚ファントムのように負担が大きいとか、連続して使っていると対策を練られてしまうといった事情があるのでしょう。
加えて、幸村のテニスは一見、大した技や小細工は使っていないように見えることが肝心なので、「一瞬だけ感覚をおかしくする打球」という技を使っていると認識されると格が落ちます。
・基本的に、相手より実力的に優位に立ってないと成立しないテニスだけど、実力で勝ってるなら使う必要なくない?
反撃の目を摘んでおくに越した事はありません。

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テーマ:テニスの王子様 - ジャンル:アニメ・コミック

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